二次救急医療機関での時間外の外傷用CT撮像プロトコル作成

東邦大学医療センター佐倉病院は二次救急医療機関である。当直帯を中心に, 外傷に対するCT検査の際に, 損傷範囲が撮像範囲に収まりきっていない検査が散見された。そこで, 「体幹部の評価に際し不十分な撮像範囲としないこと」, および「頭部外傷には頸椎の損傷を合併しやすい」という2点を強調した当直帯における外傷用のCT撮像のプロトコルを作成した。その結果, 頭部外傷に対するCT検査実施時に同時に頸椎の評価も実施する件数が有意に増加した。...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in日本救急医学会関東地方会雑誌 Vol. 43; no. 4; pp. 107 - 110
Main Authors 稲岡, 努, 片桐, 美和, 石上, 耕司, 萩原, 令彦, 寺田, 一志, 山名, 英俊, 一林, 亮, 粕谷, 秀輔, 岩田, 累, 中塚, 智也, 内, 孝允, 中川, 晃一, 石川, ルミ子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本救急医学会関東地方会 28.12.2022
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN0287-301X
2434-2580
DOI10.24697/jaamkanto.43.4_107

Cover

Loading…
More Information
Summary:東邦大学医療センター佐倉病院は二次救急医療機関である。当直帯を中心に, 外傷に対するCT検査の際に, 損傷範囲が撮像範囲に収まりきっていない検査が散見された。そこで, 「体幹部の評価に際し不十分な撮像範囲としないこと」, および「頭部外傷には頸椎の損傷を合併しやすい」という2点を強調した当直帯における外傷用のCT撮像のプロトコルを作成した。その結果, 頭部外傷に対するCT検査実施時に同時に頸椎の評価も実施する件数が有意に増加した。
ISSN:0287-301X
2434-2580
DOI:10.24697/jaamkanto.43.4_107