診療所・小病院と地域中核病院の職員における「多職種連携」・「仕事の負担度」・「職場の満足度」・「近隣施設との関係性」に関する認識の比較

• Published in: 日本プライマリ・ケア連合学会誌 Vol. 44; no. 1; pp. 11 - 16
• Main Authors: 小森, 聡子, 春田, 淳志, 小曽根, 早知子, 後藤, 亮平
• Format: Journal Article
• Language: Japanese
• Published: 一般社団法人 日本プライマリ・ケア連合学会 20.03.2021
• Subjects: Assessment of Interprofessional Team Collaboration Scale; Readiness for Interprofessional Learning Scale; 垂直統合; 多職種連携
• ISSN: 2185-2928; 2187-2791
• DOI: 10.14442/generalist.44.11

目的：診療所・小病院と地域中核病院の職員の多職種連携と仕事に対する認識を調査する．方法：診療所・小病院4施設，病院3施設の職員を対象に，Assessment of Interprofessional Team Collaboration Scale（AITCS）日本語版，Readiness for Interprofessional Learning Scale（RIPLS）日本語版，職場満足度，近隣施設との関係性をアンケート調査した．結果：対象者は診療所・小病院職員74人/病院職員576人，平均年齢は41.9歳/40.6歳，診療所・小病院職員の方がAITCS，RIPLS，職場満足度が有意に高く，近隣施設との関係性を良好と判断した．結論：多職種連携や仕事に対する認識が所属組織により異なることを理解することで，地域包括ケアシステムにおける垂直統合が推進される可能性がある．