急性陰窩性扁桃炎に対するCefteram pivoxilの有用性の検討

新経口用セフェム剤Cefteram pivoxil (CFTM-PI) の急性陰窩性扁桃炎に対する有用性の検討を行ない, 次の結果を得た. 1. 急性陰窩性扁桃炎49例に対する臨床効果は, 著効9例, 有効38例, やや有効2例で, 有効率は95.9%であつた. 2. 細菌学的効果は, 分離された40株は, すべて除菌され, 除菌率は100%であつた. 3. 副作用は, 1例に下痢が認められたのみであつた....

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Published in耳鼻と臨床 Vol. 35; no. 6; pp. 1048 - 1056
Main Authors 荻野, 仁, 林治, 博, 松永, 亨, 石田, 稔, 田矢, 直三, 野入, 輝久, 吉田, 淳一, 服部, 賢二, 吉野, 邦俊, 馬谷, 克則, 八田, 千広, 藤井, 隆, 伊藤, 眞人, 藤崎, 恭大, 畠山, 純一, 後藤, 和彦, 小川, 雅規
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 耳鼻と臨床会 1989
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Summary:新経口用セフェム剤Cefteram pivoxil (CFTM-PI) の急性陰窩性扁桃炎に対する有用性の検討を行ない, 次の結果を得た. 1. 急性陰窩性扁桃炎49例に対する臨床効果は, 著効9例, 有効38例, やや有効2例で, 有効率は95.9%であつた. 2. 細菌学的効果は, 分離された40株は, すべて除菌され, 除菌率は100%であつた. 3. 副作用は, 1例に下痢が認められたのみであつた.
ISSN:0447-7227
2185-1034
DOI:10.11334/jibi1954.35.6_1048