水田におけるイネ紋枯病の発病調査方法の違いによる被害度の比較
羽柴氏の方式と吉村氏の方式によるイネ紋枯病の調査方法を, 試験年度, 試験場所, イネ品種, 農薬 (バリダマイシン剤) 散布の有無など, イネ紋枯病の発病状況が異なる条件下で比較した。 2か年計4筆の異なる試験で, 羽柴氏の方式による被害度は吉村氏の方式による被害度に近似し, 両者の間には高い相関関係が認められた。 羽柴氏の方式から吉村氏の方式による被害度を推定することが可能であり, 農薬の防除効果試験に適用できることが確認できた。 羽柴氏の方式を用いることにより, イネ紋枯病の調査時間が大幅に短縮できることから, 試験効率の向上が期待できる。...
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Published in | 関西病虫害研究会報 Vol. 33; pp. 29 - 32 |
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Main Authors | , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
関西病虫害研究会
01.05.1991
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Summary: | 羽柴氏の方式と吉村氏の方式によるイネ紋枯病の調査方法を, 試験年度, 試験場所, イネ品種, 農薬 (バリダマイシン剤) 散布の有無など, イネ紋枯病の発病状況が異なる条件下で比較した。 2か年計4筆の異なる試験で, 羽柴氏の方式による被害度は吉村氏の方式による被害度に近似し, 両者の間には高い相関関係が認められた。 羽柴氏の方式から吉村氏の方式による被害度を推定することが可能であり, 農薬の防除効果試験に適用できることが確認できた。 羽柴氏の方式を用いることにより, イネ紋枯病の調査時間が大幅に短縮できることから, 試験効率の向上が期待できる。 |
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ISSN: | 0387-1002 1883-6291 |
DOI: | 10.4165/kapps1958.33.0_29 |