遺伝的アルゴリズムを用いたアレーアンテナの非対称の等サイドローブ指向性制御
アレーアンテナの指向性において,メインビームの方向に対して非対称の等サイドローブ指向性を得る手法は複数提案されているが,それらの手法はテイラー分布を用いた手法であり,他の指向性への適用範囲が狭いことが挙げられている.本論文では,アンテナの指向性において指定した方向で設定したレベルをとるレベル制御と,設定した方向でサイドローブレベルが極値となるサイドローブ制御の給電振幅と移相量が同時に等しくなるとき,非対称の等サイドローブ指向性が理論的に得られると考え,アレーアンテナのアンテナ素子への給電振幅,移相量を制御して非対称にサイドローブレベルが等しい指向性(非対称の等サイドローブ指向性)の手法を提案し...
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Published in | 知能と情報 Vol. 22; no. 1; pp. 135 - 141 |
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Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本知能情報ファジィ学会
2010
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Subjects | |
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Cover
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Summary: | アレーアンテナの指向性において,メインビームの方向に対して非対称の等サイドローブ指向性を得る手法は複数提案されているが,それらの手法はテイラー分布を用いた手法であり,他の指向性への適用範囲が狭いことが挙げられている.本論文では,アンテナの指向性において指定した方向で設定したレベルをとるレベル制御と,設定した方向でサイドローブレベルが極値となるサイドローブ制御の給電振幅と移相量が同時に等しくなるとき,非対称の等サイドローブ指向性が理論的に得られると考え,アレーアンテナのアンテナ素子への給電振幅,移相量を制御して非対称にサイドローブレベルが等しい指向性(非対称の等サイドローブ指向性)の手法を提案している.本手法では.このレベル制御とサイドローブ制御を用いた本手法は,複雑な手順を要せず,他の指向性制御にも適用が可能である.本論文ではアレーアンテナの中心に対して各アンテナ素子への給電振幅は対称に,移相量は逆位相にして理論式の簡略化を行い,さらに計算時間の短縮を図るために,最適化法の一つである遺伝的アルゴリズム(GA)を用いている. |
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ISSN: | 1347-7986 1881-7203 |
DOI: | 10.3156/jsoft.22.135 |