病理解剖によって診断し得た川崎病血管炎の一例

川崎病は,主に乳幼児が罹患する中型血管炎を特徴とする全身性の血管炎である。また,冠動脈瘤を形成することによって予後不良となりうる疾患である。症例は心肺停止にて搬送された6カ月,男児。病理解剖の結果,全身の広範な血管炎および冠動脈瘤を認め,川崎病血管炎による突然死と診断した。急激な経過をたどった川崎病血管炎の一剖検例を経験したので報告する。...

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Published in脈管学 Vol. 60; no. 5; pp. 71 - 73
Main Authors 本村, 良知, 立石, 悠基, 井上, 晃太, 孝橋, 賢一, 吉丸, 耕一朗, 小田, 義直, 賀来, 典之, 山田, 裕一, 大賀, 正一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本脈管学会 10.05.2020
Subjects
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ISSN0387-1126
1880-8840
DOI10.7133/jca.20-00008

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Summary:川崎病は,主に乳幼児が罹患する中型血管炎を特徴とする全身性の血管炎である。また,冠動脈瘤を形成することによって予後不良となりうる疾患である。症例は心肺停止にて搬送された6カ月,男児。病理解剖の結果,全身の広範な血管炎および冠動脈瘤を認め,川崎病血管炎による突然死と診断した。急激な経過をたどった川崎病血管炎の一剖検例を経験したので報告する。
ISSN:0387-1126
1880-8840
DOI:10.7133/jca.20-00008