Marfan症候群による全大動脈人工血管置換術後に発生した右鎖骨下動脈瘤に対し,hybrid手術にて治療した1例

症例は40歳男性。Marfan症候群による全大動脈人工血管置換術後の右鎖骨下動脈瘤に対し血管内治療,バイパス手術により良好な治療結果を得た。鎖骨下動脈瘤分枝をコイル塞栓後,右総頸動脈を露出した。腕頭動脈よりステントグラフト脚を留置した。鎖骨上アプローチにて瘤の末梢側鎖骨下動脈を露出後,T字人工血管にて総頸動脈–鎖骨下動脈バイパス術を施行した。術後合併症を認めず,11病日目に退院した。...

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Published in脈管学 Vol. 58; no. 5; pp. 75 - 78
Main Authors 井上, 芳徳, 光岡, 明人, 寺崎, 宏明, 長谷, 聡一郎, 中川, 達生
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本脈管学会 10.05.2018
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ISSN0387-1126
1880-8840
DOI10.7133/jca.18-00004

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Summary:症例は40歳男性。Marfan症候群による全大動脈人工血管置換術後の右鎖骨下動脈瘤に対し血管内治療,バイパス手術により良好な治療結果を得た。鎖骨下動脈瘤分枝をコイル塞栓後,右総頸動脈を露出した。腕頭動脈よりステントグラフト脚を留置した。鎖骨上アプローチにて瘤の末梢側鎖骨下動脈を露出後,T字人工血管にて総頸動脈–鎖骨下動脈バイパス術を施行した。術後合併症を認めず,11病日目に退院した。
ISSN:0387-1126
1880-8840
DOI:10.7133/jca.18-00004