急性下肢動脈閉塞に対しOPTIMO Occlusion Catheterによる血栓吸引術が有用であった1例

78歳男性。夕食後から右下腿の倦怠感,疼痛を自覚し,翌朝に右下肢の冷感も出現したため近医受診。造影CTで右浅大腿動脈近位部から膝下動脈にかけて閉塞を認め,急性下肢動脈閉塞の診断で当院搬送となる。Fogarty catheterによる血栓除去術を施行したが再開通が得られなかったため,総大腿動脈にシース挿入後,9 Fr OPTIMO occlusion catheterによる血栓吸引術を施行し,再開通が得られた。急性下肢動脈閉塞に対するOPTIMO occlusion catheterによる血栓吸引術は有効な手段と考える。...

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Published in脈管学 Vol. 58; no. 2; pp. 17 - 20
Main Authors 横山, 公一, 林田, 英里, 上木原, 健太, 菅原, 丈志, 菊池, 拓紀, 鈴木, 龍介, 猪山, 裕治, 山村, 定弘
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本脈管学会 10.02.2018
Subjects
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ISSN0387-1126
1880-8840
DOI10.7133/jca.17-00033

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Summary:78歳男性。夕食後から右下腿の倦怠感,疼痛を自覚し,翌朝に右下肢の冷感も出現したため近医受診。造影CTで右浅大腿動脈近位部から膝下動脈にかけて閉塞を認め,急性下肢動脈閉塞の診断で当院搬送となる。Fogarty catheterによる血栓除去術を施行したが再開通が得られなかったため,総大腿動脈にシース挿入後,9 Fr OPTIMO occlusion catheterによる血栓吸引術を施行し,再開通が得られた。急性下肢動脈閉塞に対するOPTIMO occlusion catheterによる血栓吸引術は有効な手段と考える。
ISSN:0387-1126
1880-8840
DOI:10.7133/jca.17-00033