若年発症した急性大動脈解離を契機に診断に至った原発性アルドステロン症の1 例

若年発症した急性大動脈解離を契機に原発性アルドステロン症(PA)の診断に至った1 例を経験した。PA は治癒可能な高血圧の代表的疾患であり,近年高血圧患者の5~10%を占めることが報告されている。基本的に治癒可能である一方,罹患期間が長くなると治療抵抗性高血圧,さらに脳血管疾患の原因となる。大動脈解離の診療上においても血圧管理を行ううえで早期発見と適切や治療が極めて重要となる。...

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Published in脈管学 Vol. 56; no. 5; pp. 65 - 69
Main Authors 佐藤, 真剛, 川又, 健, 塚田, 亨, 堤, 雅一, 渡辺, 泰徳
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本脈管学会 2016
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ISSN0387-1126
1880-8840
DOI10.7133/jca.16-00007

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Summary:若年発症した急性大動脈解離を契機に原発性アルドステロン症(PA)の診断に至った1 例を経験した。PA は治癒可能な高血圧の代表的疾患であり,近年高血圧患者の5~10%を占めることが報告されている。基本的に治癒可能である一方,罹患期間が長くなると治療抵抗性高血圧,さらに脳血管疾患の原因となる。大動脈解離の診療上においても血圧管理を行ううえで早期発見と適切や治療が極めて重要となる。
ISSN:0387-1126
1880-8840
DOI:10.7133/jca.16-00007