無症候性B 型大動脈解離に対するTEVAR
要旨:亜急性期および慢性期のB 型大動脈解離10 例(偽腔開存型8 例,ULP 型2 例)に対してエントリー閉鎖を目的としたTEVAR を施行した。7 例で頸部動脈バイパス術を併施した。エントリー閉鎖は全症例で3 カ月以内に得られ,脊髄麻痺を認めた症例はなかったが,1 例で術後37 日目に逆行性A 型解離に対して弓部置換術を施行した。術後,完全な偽腔の血栓化は得られていないが,偽腔径の縮小,真腔径の拡大を認めている。...
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Published in | 脈管学 Vol. 55; no. 4; pp. 59 - 64 |
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Main Authors | , , , , , , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本脈管学会
2015
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0387-1126 1880-8840 |
DOI | 10.7133/jca.15-00002 |
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Summary: | 要旨:亜急性期および慢性期のB 型大動脈解離10 例(偽腔開存型8 例,ULP 型2 例)に対してエントリー閉鎖を目的としたTEVAR を施行した。7 例で頸部動脈バイパス術を併施した。エントリー閉鎖は全症例で3 カ月以内に得られ,脊髄麻痺を認めた症例はなかったが,1 例で術後37 日目に逆行性A 型解離に対して弓部置換術を施行した。術後,完全な偽腔の血栓化は得られていないが,偽腔径の縮小,真腔径の拡大を認めている。 |
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ISSN: | 0387-1126 1880-8840 |
DOI: | 10.7133/jca.15-00002 |