決める役目に女性がいれば
本稿はまず、日本学術会議公開シンポジウム「女性の政治参画をどう進めるか?」の各報告で印象づけられた点をあげる。ついで、女性議員の比率が高いと政策・制度などがどのように異なるのか、諸国と日本に関する既往の分析を管見する。最後に、公選職ではないが地域防災会議の女性委員に着目する。その比率がゼロである自治体と10%を越える自治体で、避難所運営指針等の記述項目がいかに異なるか、2018年2月に実施した調査結果の一端を示す。防災会議の女性委員比率が1割を越えると、避難所で多様な人びとのニーズが応答される可能性が高い。...
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Published in | 学術の動向 Vol. 28; no. 2; pp. 2_62 - 2_64 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益財団法人 日本学術協力財団
01.02.2023
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 1342-3363 1884-7080 |
DOI | 10.5363/tits.28.2_62 |
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Summary: | 本稿はまず、日本学術会議公開シンポジウム「女性の政治参画をどう進めるか?」の各報告で印象づけられた点をあげる。ついで、女性議員の比率が高いと政策・制度などがどのように異なるのか、諸国と日本に関する既往の分析を管見する。最後に、公選職ではないが地域防災会議の女性委員に着目する。その比率がゼロである自治体と10%を越える自治体で、避難所運営指針等の記述項目がいかに異なるか、2018年2月に実施した調査結果の一端を示す。防災会議の女性委員比率が1割を越えると、避難所で多様な人びとのニーズが応答される可能性が高い。 |
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ISSN: | 1342-3363 1884-7080 |
DOI: | 10.5363/tits.28.2_62 |