多摩丘陵の里山を残した公園における畦畔草地の保全

近年,江戸時代以前の日本には広大な草地があったことが明らかになってきた。里山型公園の生田緑地中にも小面積の草地が存在している。本研究では,多摩丘陵の自然を生かした大規模な公園である生田緑地の畦畔草地に着目して,その存続状況について検討した。その結果,里山保全を目的の1つとしている生田緑地において,その中に存在するはずの畦畔草地はほとんど残っていなかった。公園整備の際と管理の際の問題点を検討し,保全手法を提案した。...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in日本緑化工学会誌 Vol. 48; no. 1; pp. 168 - 171
Main Authors 紀, 正, 倉本, 宣
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本緑化工学会 31.08.2022
Subjects
Online AccessGet full text

Cover

Loading…
More Information
Summary:近年,江戸時代以前の日本には広大な草地があったことが明らかになってきた。里山型公園の生田緑地中にも小面積の草地が存在している。本研究では,多摩丘陵の自然を生かした大規模な公園である生田緑地の畦畔草地に着目して,その存続状況について検討した。その結果,里山保全を目的の1つとしている生田緑地において,その中に存在するはずの畦畔草地はほとんど残っていなかった。公園整備の際と管理の際の問題点を検討し,保全手法を提案した。
ISSN:0916-7439
0916-7439
DOI:10.7211/jjsrt.48.168