森林総合研究所東北支所構内におけるウソによるサクラの芽の摂食

森林総合研究所東北支所構内で,ウソの飛来状況とウソにより摂食されたサクラの芽の数を調査した。ウソは数羽から10羽程度の群れでおもに1月から3月にかけて飛来したが,1年おきに飛来数が多い年と少ない年があり,飛来数が多い年は摂食されたサクラの芽の数も多かった。サクラの種類,品種別ではソメイヨシノが最も摂食されやすく,オオヤマザクラはほとんど摂食されなかった。また,ソメイヨシノは1月から摂食されることが多かったが,八重咲きの栽培品種やヨウコウは3月になってから摂食されるなどの違いがあることも明らかになった。...

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Published in東北森林科学会誌 Vol. 20; no. 2; pp. 49 - 53
Main Authors 鈴木, 祥悟, 八木橋, 勉
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 東北森林科学会 2016
The Tohoku Society of Forest Science
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Summary:森林総合研究所東北支所構内で,ウソの飛来状況とウソにより摂食されたサクラの芽の数を調査した。ウソは数羽から10羽程度の群れでおもに1月から3月にかけて飛来したが,1年おきに飛来数が多い年と少ない年があり,飛来数が多い年は摂食されたサクラの芽の数も多かった。サクラの種類,品種別ではソメイヨシノが最も摂食されやすく,オオヤマザクラはほとんど摂食されなかった。また,ソメイヨシノは1月から摂食されることが多かったが,八重咲きの栽培品種やヨウコウは3月になってから摂食されるなどの違いがあることも明らかになった。
ISSN:1342-1336
2424-1385
DOI:10.18982/tjfs.20.2_49