ワークプレイスとして国営昭和記念公園を利用した際の心理的効果に関する実証実験

働き方改革の一環として,オフィス以外の空間をワークプレイスとして利用することが検討されている。身近な緑地空間である公園はその選択肢の1つとしてあげられるが,実際に公園で勤務利用した際の心身への効果や,ワークプレイスとして必要な設備などに関する研究は,ほとんど見られない。そこで本研究では,公園をワークプレイスとして利用した際の心理的効果や必要な設備の把握を目的とし,国営昭和記念公園を対象に実証実験を行った。その結果,公園内で勤務することは通常の勤務に比べ,心理面,仕事面いずれの主観的評価も改善することや,Wi-Fiや電源などの整備が必要であることなどが明らかとなった。...

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Published in日本緑化工学会誌 Vol. 49; no. 1; pp. 123 - 126
Main Authors 日下部, 友昭, 荒井, 菜穂美, 岩崎, 寛, 田中, 希依, 梅原, 瑞幾, 今井, 一隆
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本緑化工学会 31.08.2023
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ISSN0916-7439
0916-7439
DOI10.7211/jjsrt.49.123

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Summary:働き方改革の一環として,オフィス以外の空間をワークプレイスとして利用することが検討されている。身近な緑地空間である公園はその選択肢の1つとしてあげられるが,実際に公園で勤務利用した際の心身への効果や,ワークプレイスとして必要な設備などに関する研究は,ほとんど見られない。そこで本研究では,公園をワークプレイスとして利用した際の心理的効果や必要な設備の把握を目的とし,国営昭和記念公園を対象に実証実験を行った。その結果,公園内で勤務することは通常の勤務に比べ,心理面,仕事面いずれの主観的評価も改善することや,Wi-Fiや電源などの整備が必要であることなどが明らかとなった。
ISSN:0916-7439
0916-7439
DOI:10.7211/jjsrt.49.123