河川環境の定量評価における河川植生の類型区分に関する一考察

河川の自然性を評価する方法として,陸生植物全般を含む環境省の植生自然度(10 類型)より,河川植生に特化したより簡易な6 類型が提案されている。本稿では,六角川水系を事例として河川植生を6 類型に分類した知見と環境省の10 類型を比較することによって,河川における6 類型の有用性を考察した。その結果,河川の自然性の評価においては6 類型と10 類型でほとんど同じ結果を示したことから,河川区域では今後,6 類型による評価が有用になると考えられた。...

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Published in日本緑化工学会誌 Vol. 44; no. 1; pp. 151 - 154
Main Authors 山根, 明, 服部, 誠二郎, 内田, 泰三
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本緑化工学会 31.08.2018
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Summary:河川の自然性を評価する方法として,陸生植物全般を含む環境省の植生自然度(10 類型)より,河川植生に特化したより簡易な6 類型が提案されている。本稿では,六角川水系を事例として河川植生を6 類型に分類した知見と環境省の10 類型を比較することによって,河川における6 類型の有用性を考察した。その結果,河川の自然性の評価においては6 類型と10 類型でほとんど同じ結果を示したことから,河川区域では今後,6 類型による評価が有用になると考えられた。
ISSN:0916-7439
0916-7439
DOI:10.7211/jjsrt.44.151