韓国農業経済学会の現状と課題

本報告では,韓国農業経済学会(KAEA)の組織と運営の現状,学術活動の内容を中心に,主に文献資料を用いて,その特徴と問題点を分析し今後の課題を提示した.KAEAは農業経済学関連学会の中で最も歴史が長く規模も大きく,国内外の農業構造の変化に伴い,その役割と機能への改革が求められている.具体的には,まず,強い責任感と心意気を持って先導的な役割を遂行すること.第2に,自主財源により財政基盤を築くこと.第3に,学会誌の研究対象を広め方法論を多様化すること.第4に,討論会の活性化とともに農政イシューや農業・農村問題に対して積極的な姿勢で議論し解決方策を提示すること.最後に,国際交流機能を強化することであ...

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Published in農業経済研究 Vol. 86; no. 2; pp. 170 - 178
Main Author 李, 炳旿
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本農業経済学会 2014
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ISSN0387-3234
2188-1057
DOI10.11472/nokei.86.170

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Summary:本報告では,韓国農業経済学会(KAEA)の組織と運営の現状,学術活動の内容を中心に,主に文献資料を用いて,その特徴と問題点を分析し今後の課題を提示した.KAEAは農業経済学関連学会の中で最も歴史が長く規模も大きく,国内外の農業構造の変化に伴い,その役割と機能への改革が求められている.具体的には,まず,強い責任感と心意気を持って先導的な役割を遂行すること.第2に,自主財源により財政基盤を築くこと.第3に,学会誌の研究対象を広め方法論を多様化すること.第4に,討論会の活性化とともに農政イシューや農業・農村問題に対して積極的な姿勢で議論し解決方策を提示すること.最後に,国際交流機能を強化することである.
ISSN:0387-3234
2188-1057
DOI:10.11472/nokei.86.170