呼吸器感染症の臨床経過において酸素濃縮器を介して呼吸数の変動を観察し得た一例
呼吸数は重要なバイタルサインの一つであるが,目視法によるマニュアルカウントが基本で実臨床では連続的に測定される機会が少ない.今回我々は呼吸数の連続モニタリングが可能な酸素濃縮器を使用していた在宅酸素療法患者において,新型コロナウイルスを含めた呼吸器感染症の臨床経過と関連して呼吸数が変動することを観察しえた一例を経験したので報告する.在宅酸素療法患者において酸素濃縮器を介した呼吸数の連続モニタリングは呼吸状態の増悪を予測でき,遠隔医療に活用できる可能性がある....
Saved in:
Published in | 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 Vol. 34; no. 1; pp. 87 - 90 |
---|---|
Main Authors | , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
28.02.2025
|
Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 1881-7319 2189-4760 |
DOI | 10.15032/jsrcr.23-27 |
Cover
Summary: | 呼吸数は重要なバイタルサインの一つであるが,目視法によるマニュアルカウントが基本で実臨床では連続的に測定される機会が少ない.今回我々は呼吸数の連続モニタリングが可能な酸素濃縮器を使用していた在宅酸素療法患者において,新型コロナウイルスを含めた呼吸器感染症の臨床経過と関連して呼吸数が変動することを観察しえた一例を経験したので報告する.在宅酸素療法患者において酸素濃縮器を介した呼吸数の連続モニタリングは呼吸状態の増悪を予測でき,遠隔医療に活用できる可能性がある. |
---|---|
ISSN: | 1881-7319 2189-4760 |
DOI: | 10.15032/jsrcr.23-27 |