間知石を用いた空石積擁壁の石組みの違いによる強度比較
棚田や段畑の農地石垣は、農家自身の素人技術によって築造、維持管理されており、不適切とされる石組みである目地が連続した石組みで築造された石積擁壁もみられる。本研究では農地石垣の強度を把握するため、適切な石組みの空石積擁壁と不適切とされる石組みの空石積擁壁の強度を検討する模型実験を行った。その結果、二m程度の空石積擁壁は、不適切とされる石組みでも、もたれ式擁壁と同程度以上の強度を持つことが確認された。...
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Published in | 棚田学会誌 Vol. 24; pp. 2 - 8 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
棚田学会
2023
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Online Access | Get full text |
ISSN | 2436-1674 2758-4364 |
DOI | 10.57493/tanada.24.0_2 |
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Summary: | 棚田や段畑の農地石垣は、農家自身の素人技術によって築造、維持管理されており、不適切とされる石組みである目地が連続した石組みで築造された石積擁壁もみられる。本研究では農地石垣の強度を把握するため、適切な石組みの空石積擁壁と不適切とされる石組みの空石積擁壁の強度を検討する模型実験を行った。その結果、二m程度の空石積擁壁は、不適切とされる石組みでも、もたれ式擁壁と同程度以上の強度を持つことが確認された。 |
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ISSN: | 2436-1674 2758-4364 |
DOI: | 10.57493/tanada.24.0_2 |