大阪, 福岡における女子学生の1日摂取食品数と1週間の摂取食品数について

短期大学女子学生 (大阪66名, 福岡79名, 計145名) を対象に, 連続1週間の食品摂取状況調査を行い, 1日平均摂取食品数および1週間の摂取食品数を求め, 同時に食品群別摂取状況についても検討を行った。 1) 1人1日の平均摂取食品数は, 全体平均19.5品目, 大阪の学生20.3品目, 福岡の学生18.8品目であった。また, 曜日による変動は小さかった。 2) 朝食欠食率は19%で, 朝食欠食頻度が低いほど1日平均摂取食品数が多かった (p<0.01)。 3) 食品群別にみると, その他の野菜類の摂取数が最も多く1日3.6品目で, 次に, 穀類 (2.8品目), 肉類, 油脂類...

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Published in栄養学雑誌 Vol. 47; no. 3; pp. 131 - 139
Main Authors 田附, ツル, 宮川, 久邇子, 岡田, 祥子, 平井, 和子, 西川, 由弥子, 武副, 礼子, 岡本, 佳子
Format Journal Article
LanguageEnglish
Japanese
Published 特定非営利活動法人 日本栄養改善学会 1989
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ISSN0021-5147
1883-7921
DOI10.5264/eiyogakuzashi.47.131

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Summary:短期大学女子学生 (大阪66名, 福岡79名, 計145名) を対象に, 連続1週間の食品摂取状況調査を行い, 1日平均摂取食品数および1週間の摂取食品数を求め, 同時に食品群別摂取状況についても検討を行った。 1) 1人1日の平均摂取食品数は, 全体平均19.5品目, 大阪の学生20.3品目, 福岡の学生18.8品目であった。また, 曜日による変動は小さかった。 2) 朝食欠食率は19%で, 朝食欠食頻度が低いほど1日平均摂取食品数が多かった (p<0.01)。 3) 食品群別にみると, その他の野菜類の摂取数が最も多く1日3.6品目で, 次に, 穀類 (2.8品目), 肉類, 油脂類 (各々1.6品目) の順であった。 4) 1週間当たりの摂取食品数は60.4品目で, 最も多い摂取食品群はその他の野菜類 (11.6品目) で, 次に穀類 (7.0品目), 魚介類 (6.9品目) の順であった。 5) 1日の平均摂取食品数が多いほど, 1週間当たりの摂取食品数も多かった (p<0.001)。
ISSN:0021-5147
1883-7921
DOI:10.5264/eiyogakuzashi.47.131