時間に制約のある片付け場面における保育者の援助と意図

本研究では,4歳児6月片付け場面における時間の制約に伴って生じる葛藤に対して,保育者がどのような援助を行うのかについて,園の片付けの特徴を踏まえて明らかにすることを目的とし,分析を行った。その結果,①殆どの保育者が,子どもの思いを受容したり認めたりした上で,時間に間に合わないことに関わる援助を行うと考えていること ②園が普段行っている片付けの実態と保育者の援助方法に関連があること ③園によって時間に間に合わないことについての援助に特徴があることが明らかになった。...

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Published in保育学研究 Vol. 55; no. 1; pp. 6 - 18
Main Authors 箕輪, 潤子, 秋田, 喜代美, 安見, 克夫, 増田, 時枝, 中坪, 史典, 砂上, 史子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本保育学会 2017
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Summary:本研究では,4歳児6月片付け場面における時間の制約に伴って生じる葛藤に対して,保育者がどのような援助を行うのかについて,園の片付けの特徴を踏まえて明らかにすることを目的とし,分析を行った。その結果,①殆どの保育者が,子どもの思いを受容したり認めたりした上で,時間に間に合わないことに関わる援助を行うと考えていること ②園が普段行っている片付けの実態と保育者の援助方法に関連があること ③園によって時間に間に合わないことについての援助に特徴があることが明らかになった。
ISSN:1340-9808
2424-1679
DOI:10.20617/reccej.55.1_6