積分方程式理論と量子化学計算を組み合わせた理論 RISM-SCF-SEDD 法の開発

溶液内化学反応を理論的に扱うためには, 溶質の電子状態と周りの無数の溶媒分子の分布を自己無撞着に解く必要がある. 本研究では積分方程式理論と量子化学計算を組み合わせた手法の一つであるRISM-SCF-SEDD法を開発した. 本手法は, 従来のRISM-SCF法で見られた計算の安定性の問題を大幅に改善し、複雑な溶質分子に対する溶媒和を考慮した電子状態計算も可能にした....

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Published inアンサンブル Vol. 13; no. 2; pp. 46 - 49
Main Author 横川, 大輔
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 分子シミュレーション学会 2011
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ISSN1884-6750
1884-5088
DOI10.11436/mssj.13.46

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Summary:溶液内化学反応を理論的に扱うためには, 溶質の電子状態と周りの無数の溶媒分子の分布を自己無撞着に解く必要がある. 本研究では積分方程式理論と量子化学計算を組み合わせた手法の一つであるRISM-SCF-SEDD法を開発した. 本手法は, 従来のRISM-SCF法で見られた計算の安定性の問題を大幅に改善し、複雑な溶質分子に対する溶媒和を考慮した電子状態計算も可能にした.
ISSN:1884-6750
1884-5088
DOI:10.11436/mssj.13.46