平成30年7月豪雨を誘因として福井県内に発生した斜面崩壊の現地調査- UAVによる空撮と斜面安定解析

2018年7月4日から8日にかけて,福井県嶺北地方において豪雨が記録された。とくに, 7月7日の深夜から6 時間,30 mm/hour の雨が降り続いたことにより,総降水量が急激に増加した。本報告において,筆者らは,UAV(無人航空機)による空撮画像を用いて,この豪雨によって発生した斜面崩壊の形状を調査した結果について述べる。さらに,土質力学パラメータは,崩壊斜面から収集した試料の室内試験によって決定し,降雨前後の安全率の変化は,斜面安定解析によって評価した。...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in自然災害科学 Vol. 39; no. 1; pp. 23 - 34
Main Authors 辻野, 和彦, 小林, 泰三
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本自然災害学会 2020
Subjects
Online AccessGet full text

Cover

Loading…
More Information
Summary:2018年7月4日から8日にかけて,福井県嶺北地方において豪雨が記録された。とくに, 7月7日の深夜から6 時間,30 mm/hour の雨が降り続いたことにより,総降水量が急激に増加した。本報告において,筆者らは,UAV(無人航空機)による空撮画像を用いて,この豪雨によって発生した斜面崩壊の形状を調査した結果について述べる。さらに,土質力学パラメータは,崩壊斜面から収集した試料の室内試験によって決定し,降雨前後の安全率の変化は,斜面安定解析によって評価した。
ISSN:0286-6021
2434-1037
DOI:10.24762/jndsj.39.1_23