Kasabach-Merritt 症候群

要旨 カサバッハメリット症候群の 2 乳児例を経験した.症例 1 はプレドニゾロン (PSL) 療法と放射線療法を選択したが,血小板数の改善なく INF-α 療法を開始した.治療効果がみられたが,無熱性痙攣を認め中止した.症例 2 は PSL 療法にて効果がみられず放射線療法を選択した.終了後より改善がみられた.両症例とも現在まで再燃や晩期障害はない.今回経験した 2 例ではPSL 療法を開始し,その後各種治療法から適切であると考える治療法を選択した....

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Published in日大医学雑誌 Vol. 68; no. 6; pp. 339 - 342
Main Authors 陳, 基明, 麦島, 秀雄, 長野, 伸彦, 七野, 浩之, 鬼田, 智子, 梁, 尚弘, 斉藤, 勉
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本大学医学会 01.12.2009
Subjects
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ISSN0029-0424
1884-0779
DOI10.4264/numa.68.339

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Summary:要旨 カサバッハメリット症候群の 2 乳児例を経験した.症例 1 はプレドニゾロン (PSL) 療法と放射線療法を選択したが,血小板数の改善なく INF-α 療法を開始した.治療効果がみられたが,無熱性痙攣を認め中止した.症例 2 は PSL 療法にて効果がみられず放射線療法を選択した.終了後より改善がみられた.両症例とも現在まで再燃や晩期障害はない.今回経験した 2 例ではPSL 療法を開始し,その後各種治療法から適切であると考える治療法を選択した.
ISSN:0029-0424
1884-0779
DOI:10.4264/numa.68.339