RALP

ロボット支援前立腺全摘除術 (Robot-assisted laparoscopic radical prostatectomy ; RALP) におけるポート位置はほぼ標準化されている. 腹腔鏡下前立腺全摘出術の時代から, 様々なポート位置が試された. RALPではアーム同士の干渉のため, da Vinci S/Siにおいては, いわゆる扇形の配置が基本となる. da Vinci Xi, hinotoriにおいては横一列でも問題ない. また, 手術の内容により, 若干の微調整が必要となる. ①アプローチ法と骨盤内リンパ節郭清の有無, ②使用するロボットの種類により, 術者間・施設でより慣れた...

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Published inJapanese Journal of Endourology and Robotics Vol. 36; no. 1; pp. 88 - 91
Main Authors 谷口, 久哲, 木下, 秀文
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会 2023
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Summary:ロボット支援前立腺全摘除術 (Robot-assisted laparoscopic radical prostatectomy ; RALP) におけるポート位置はほぼ標準化されている. 腹腔鏡下前立腺全摘出術の時代から, 様々なポート位置が試された. RALPではアーム同士の干渉のため, da Vinci S/Siにおいては, いわゆる扇形の配置が基本となる. da Vinci Xi, hinotoriにおいては横一列でも問題ない. また, 手術の内容により, 若干の微調整が必要となる. ①アプローチ法と骨盤内リンパ節郭清の有無, ②使用するロボットの種類により, 術者間・施設でより慣れた配置をとるのが望ましい. 本パートではRALPにおけるポート位置について筆者らの経験を中心に解説する.
ISSN:2436-875X
DOI:10.11302/jserjje.36.1_88