サルコぺニア肥満と運動療法
 サルコぺニア肥満(Sarcopenic obesity)は,骨格筋量・筋力が減少し,体脂肪が増加した状態であるが,定義ならびに判断基準が明確になっていないのが現状である。サルコペニア肥満に対してレジスタンストレーニング,有酸素運動,レジスタンストレーニング+有酸素運動(コンカレントトレーニング)が骨格筋量や体脂肪量などの身体組成,握力,筋力,身体機能などを改善する報告はあるが依然十分とはいえない。今後は定義や判断基準を明確にするとともに,サルコペニア肥満に対する運動の影響を示す知見を蓄積し,サルコペニア肥満に対する運動処方を確立していく必要がある。...
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Published in | 健康科学大学紀要 Vol. 15; pp. 33 - 36 |
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Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
健康科学大学
2019
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Subjects | |
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Summary: |  サルコぺニア肥満(Sarcopenic obesity)は,骨格筋量・筋力が減少し,体脂肪が増加した状態であるが,定義ならびに判断基準が明確になっていないのが現状である。サルコペニア肥満に対してレジスタンストレーニング,有酸素運動,レジスタンストレーニング+有酸素運動(コンカレントトレーニング)が骨格筋量や体脂肪量などの身体組成,握力,筋力,身体機能などを改善する報告はあるが依然十分とはいえない。今後は定義や判断基準を明確にするとともに,サルコペニア肥満に対する運動の影響を示す知見を蓄積し,サルコペニア肥満に対する運動処方を確立していく必要がある。 |
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ISSN: | 1882-5540 2433-4634 |
DOI: | 10.24582/bhsu.15.0_33 |