精神疾患の労災認定後の長期療養の現状と2事例報告

精神障害の労災請求件数は毎年、過去最高を更新し、2019年度は2060 件(前年度比240件増)、実際に労災認定された件数は2019年度509件(前年度比44件増)で認定件数も増加した。特に「自殺ではない精神障害」の労災認定件数が急増しており、「自殺ではない精神障害」が労災認定された件数は,過去2019年までに4702件であり、全認定件数6067件の77.5%を占めていた。労災認定後の長期療養に関する調査を報告し、労災認定後の長期療養事例(自験例)を提示、労災医療の問題点と課題に関して検討した。...

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Published in産業保健法学会誌 Vol. 1; no. 1; pp. 112 - 115
Main Author 黒木, 宣夫
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本産業保健法学会 10.07.2022
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Summary:精神障害の労災請求件数は毎年、過去最高を更新し、2019年度は2060 件(前年度比240件増)、実際に労災認定された件数は2019年度509件(前年度比44件増)で認定件数も増加した。特に「自殺ではない精神障害」の労災認定件数が急増しており、「自殺ではない精神障害」が労災認定された件数は,過去2019年までに4702件であり、全認定件数6067件の77.5%を占めていた。労災認定後の長期療養に関する調査を報告し、労災認定後の長期療養事例(自験例)を提示、労災医療の問題点と課題に関して検討した。
ISSN:2758-2566
2758-2574
DOI:10.57523/jaohl.1.1_112