ガドベン酸ジメグルミン製剤(E7155)の変異原性試験 (第3報) : ラットの骨髄細胞を用いる小核試験
ガドベン酸ジメグルミン製剤(E7155)について,ラットを用いる小核試験を実施し,その変異原性を評価した。SDラットにE7155の5295.2mg/kg(5mmol/kg)を単回腹腔内投与し,18,42および66時間後に大腿骨から骨髄を採取し,小核を有する多染性赤血球を観察した。 その結果,E7155はいずれの採取時間においても小核を有する多染性赤血球の有意な増加を示さなかった。したがって,E7155はラットの骨髄細胞に対して変異原性を有さないものと考えられた。...
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Published in | The Journal of Toxicological Sciences Vol. 24; no. SupplementI; pp. 103 - 106 |
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Main Authors | , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | English Japanese |
Published |
一般社団法人 日本毒性学会
1999
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Online Access | Get full text |
ISSN | 0388-1350 1880-3989 |
DOI | 10.2131/jts.24.SupplementI_103 |
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Summary: | ガドベン酸ジメグルミン製剤(E7155)について,ラットを用いる小核試験を実施し,その変異原性を評価した。SDラットにE7155の5295.2mg/kg(5mmol/kg)を単回腹腔内投与し,18,42および66時間後に大腿骨から骨髄を採取し,小核を有する多染性赤血球を観察した。 その結果,E7155はいずれの採取時間においても小核を有する多染性赤血球の有意な増加を示さなかった。したがって,E7155はラットの骨髄細胞に対して変異原性を有さないものと考えられた。 |
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ISSN: | 0388-1350 1880-3989 |
DOI: | 10.2131/jts.24.SupplementI_103 |