KKR高松病院呼吸ケア・サポートチームにおけるチーム医療活動と成果

KKR高松病院呼吸ケア・サポートチームの母体である呼吸療法委員会は2001年に設立し活動を開始した.院内の呼吸療法,呼吸ケアの統一や適正化に向けて,これまで各種クリニカルパス,スタッフ向けマニュアル,患者用パンフレットの作成,院内勉強会の開催,入院・外来患者へのチームアプローチや呼吸リハビリテーションなど多くの活動を行ってきた.人工呼吸管理や睡眠時呼吸障害においてもチームメンバーが中心となり,多職種がそれぞれの専門性を生かしつつ関わる体制を整えた.近隣の医療・介護従事者との勉強会や市民公開講座など,地域への啓発活動や連携体制の構築も推進している.今後も,チーム医療によって最良の医療とサポートを...

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Published in日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 Vol. 29; no. 2; pp. 171 - 176
Main Authors 宮崎, 慎二郎, 山本, 晃市, 橘, 修司, 広瀬, 絵美子, 松田, 由美香, 市川, 裕久, 荒川, 裕佳子, 森, 由弘
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会 25.12.2020
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Summary:KKR高松病院呼吸ケア・サポートチームの母体である呼吸療法委員会は2001年に設立し活動を開始した.院内の呼吸療法,呼吸ケアの統一や適正化に向けて,これまで各種クリニカルパス,スタッフ向けマニュアル,患者用パンフレットの作成,院内勉強会の開催,入院・外来患者へのチームアプローチや呼吸リハビリテーションなど多くの活動を行ってきた.人工呼吸管理や睡眠時呼吸障害においてもチームメンバーが中心となり,多職種がそれぞれの専門性を生かしつつ関わる体制を整えた.近隣の医療・介護従事者との勉強会や市民公開講座など,地域への啓発活動や連携体制の構築も推進している.今後も,チーム医療によって最良の医療とサポートを提供するために尽力するとともに,本学会の発展に寄与できるよう活動を継続していきたい.
ISSN:1881-7319
2189-4760
DOI:10.15032/jsrcr.29.2_171