ゲーム会社がゲーム実況動画を活用して広告効果を得る方法の研究

ゲーム実況動画は多くの消費者に親しまれており、ゲームタイトルへの広告効果も期待されているが、ゲーム会社の著作権を侵害しているという指摘もある。先行研究ではゲーム実況動画がゲームタイトルにもたらす影響を定量的に分析しているが、著作権の所有者であるゲーム会社を対象とした広告効果の調査は見られなかった。そこで本研究ではゲーム会社がゲーム実況動画を活用して広告効果を得る方法を明らかにすることを目的とし、ケーススタディとインタビューによる調査を行った。その結果、影響力が大きくなったゲーム実況動画の活用はゲーム会社にとって非常に重要なことであり、ゲーム会社はゲーム実況動画の投稿を許容し、その活動をサポート...

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Published in日本情報ディレクトリ学会誌 Vol. 22; no. 1; pp. 28 - 33
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本情報ディレクトリ学会 31.03.2024
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ISSN1882-9252
2436-5629
DOI10.50987/jsod.22.1_28

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Summary:ゲーム実況動画は多くの消費者に親しまれており、ゲームタイトルへの広告効果も期待されているが、ゲーム会社の著作権を侵害しているという指摘もある。先行研究ではゲーム実況動画がゲームタイトルにもたらす影響を定量的に分析しているが、著作権の所有者であるゲーム会社を対象とした広告効果の調査は見られなかった。そこで本研究ではゲーム会社がゲーム実況動画を活用して広告効果を得る方法を明らかにすることを目的とし、ケーススタディとインタビューによる調査を行った。その結果、影響力が大きくなったゲーム実況動画の活用はゲーム会社にとって非常に重要なことであり、ゲーム会社はゲーム実況動画の投稿を許容し、その活動をサポートすることで、ゲームタイトルのコミュニティの活性化や楽しさの共有、共感の促進などの広告効果を期待できることが分かった。
ISSN:1882-9252
2436-5629
DOI:10.50987/jsod.22.1_28