急速に進行し予後不良であった乳腺扁平上皮癌の一例

70 歳女性，左乳腺扁平上皮癌 T3N1M1（肝）stage IV，Luminal B like．Paclitaxel + Bevacizumab に より部分奏効を得たが，間質性肺炎のため S-1 に変更したところ肝転移が急速増大し初診から 9 カ月で永眠された．乳腺扁平上皮癌では通常型の浸潤性乳管癌に準じ薬物療法を選択するが予後不良の報告もある．乳腺扁平上皮癌に有効な治療法の確立が望まれる．...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in日大医学雑誌 Vol. 77; no. 4; pp. 271 - 275
Main Authors 康, 祐大, 大原, 守貴, 神定, のぞみ, 三宅, 洋, 杉山, 順子, 君塚　　圭, 君塚　　圭, 小倉, 道一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本大学医学会 01.08.2018
Subjects
S-1
パクリタキセル
ベバシズマブ
乳腺扁平上皮癌
間質性肺炎
Online AccessGet full text
ISSN0029-0424
1884-0779
DOI10.4264/numa.77.4_271

Cover

More Information
Summary:70 歳女性，左乳腺扁平上皮癌 T3N1M1（肝）stage IV，Luminal B like．Paclitaxel + Bevacizumab に より部分奏効を得たが，間質性肺炎のため S-1 に変更したところ肝転移が急速増大し初診から 9 カ月で永眠された．乳腺扁平上皮癌では通常型の浸潤性乳管癌に準じ薬物療法を選択するが予後不良の報告もある．乳腺扁平上皮癌に有効な治療法の確立が望まれる．
ISSN:0029-0424
1884-0779
DOI:10.4264/numa.77.4_271