高速液体クロマトグラフィーによる食用黄色5号中の未反応原料, 反応中間体及び付随色素の定量法とその実態調査

HPLCを用い食用黄色5号の未反応原料であるスルファニル酸 (SS), G塩 (GS), R塩 (RS), シェファー塩 (SS), 反応中間体である6,6′-オキシビス (2-ナフタレンスルホン酸) (DONS), 4,4′- (ジアゾアミノ)-ジベンゼンスルホン酸 (DAAD BSA) 及び付随色素である3-ヒドロキシ-4-[(4-スルフォフェニル) アゾ]-2,7-ナフタレン-ジスルホン酸 (RS-SA) の定量法を作成した. なお, 付随色素である4-[(2-ヒドロキシ-1-ナフタレニル) アゾ] ベンゼンスルホン酸 (2N-SA) と6-ヒドロキシ-5-(フェニルアゾ) 2-ナフタレ...

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Published in食品衛生学雑誌 Vol. 34; no. 3; pp. 239 - 247_1
Main Authors 山田, 真記子, 井上, 哲夫, 加藤, 喜昭, 中村, 幹雄, 柴田, 正, 木村, 実加, 辻, 澄子, 伊藤, 誉志男
Format Journal Article
LanguageEnglish
Japanese
Published 公益社団法人 日本食品衛生学会 1993
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Summary:HPLCを用い食用黄色5号の未反応原料であるスルファニル酸 (SS), G塩 (GS), R塩 (RS), シェファー塩 (SS), 反応中間体である6,6′-オキシビス (2-ナフタレンスルホン酸) (DONS), 4,4′- (ジアゾアミノ)-ジベンゼンスルホン酸 (DAAD BSA) 及び付随色素である3-ヒドロキシ-4-[(4-スルフォフェニル) アゾ]-2,7-ナフタレン-ジスルホン酸 (RS-SA) の定量法を作成した. なお, 付随色素である4-[(2-ヒドロキシ-1-ナフタレニル) アゾ] ベンゼンスルホン酸 (2N-SA) と6-ヒドロキシ-5-(フェニルアゾ) 2-ナフタレンスルホン酸 (SS-AN) とは分離できなかったので, 両者の総和をSS-ANとして定量した. 定量限界は0.05μg/gであった. また, 市販品16検体を分析したところ, SA; N. D. ~0.170%, GS; N. D. ~0.080%, RS; N. D. ~0.050%, SS; N. D. ~0.281%, DONS; N. D. ~0.250%, DAADBSA; N. D. ~0.210%, RS-SA; 0.024~3.54%, 及びSS-AN; 0.015~0.360%であった.
ISSN:0015-6426
1882-1006
DOI:10.3358/shokueishi.34.239