保持指標を用いた食品中含窒素系及びカーバメイト系農薬のデュアルカラム・内部標準法による一斉分析

含窒素系農薬28種類及びカーバメイト系農薬7種類を, 精度良く簡易にキャピラリーガスクロマトグラフで測定する方法を検討した. 厚生省より通知された残留農薬迅速分析法に従い試料溶液を作製した後, 保持指標基準物質 (M-Series) とともにデュアルカラムアルカリ熱イオン化検出器付きガスクロマトグラフに注入し測定した. 同定には保持指標を, また定量には保持指標基準物質を内部標準とした内部標準法を用いたところ, 保持値の再現性の向上及び定量値の補正に有効であった....

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in食品衛生学雑誌 Vol. 39; no. 3; pp. 225 - 232_1
Main Authors 田村, 康宏, 友松, 俊夫, 伊藤, 正子, 永山, 敏廣, 小林, 麻紀, 羽石, 奈穂子, 橋本, 常生
Format Journal Article
LanguageEnglish
Japanese
Published 公益社団法人 日本食品衛生学会 1998
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN0015-6426
1882-1006
DOI10.3358/shokueishi.39.3_225

Cover

More Information
Summary:含窒素系農薬28種類及びカーバメイト系農薬7種類を, 精度良く簡易にキャピラリーガスクロマトグラフで測定する方法を検討した. 厚生省より通知された残留農薬迅速分析法に従い試料溶液を作製した後, 保持指標基準物質 (M-Series) とともにデュアルカラムアルカリ熱イオン化検出器付きガスクロマトグラフに注入し測定した. 同定には保持指標を, また定量には保持指標基準物質を内部標準とした内部標準法を用いたところ, 保持値の再現性の向上及び定量値の補正に有効であった.
ISSN:0015-6426
1882-1006
DOI:10.3358/shokueishi.39.3_225