アサーション技法を用いた「情報モラル」育成プログラムの実践研究―自由記述の分析

本研究の目的は,アサーション・トレーニングを用いた「情報モラル」育成プログラム(以下,ATプログラムと示す)を実践することであった。方法1においては,自由記述からキーワードに注目し,カテゴリー名を付した。方法2においては,テキストマイニングによる形態素分析から,基本的な語彙の調査を行った。そして,基本的な語彙をグループに分けた。その結果,方法1において,カテゴリーは,情報科8つと,アサーション4つと,その他の計13個分類された。また,方法2において,方法1の結果による上位カテゴリー4つ[アサーション(権)],[相互信頼],[ICT活用における危険予測・危険回避],[情報伝達の意味]に分類された...

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Published in教育カウンセリング研究 Vol. 5; no. 1; pp. 63 - 74
Main Authors 出井智子, 福本徹, 犬塚文雄
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本教育カウンセリング学会 2013
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ISSN2185-4467
2433-751X
DOI10.24665/jjec.5.1_63

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Summary:本研究の目的は,アサーション・トレーニングを用いた「情報モラル」育成プログラム(以下,ATプログラムと示す)を実践することであった。方法1においては,自由記述からキーワードに注目し,カテゴリー名を付した。方法2においては,テキストマイニングによる形態素分析から,基本的な語彙の調査を行った。そして,基本的な語彙をグループに分けた。その結果,方法1において,カテゴリーは,情報科8つと,アサーション4つと,その他の計13個分類された。また,方法2において,方法1の結果による上位カテゴリー4つ[アサーション(権)],[相互信頼],[ICT活用における危険予測・危険回避],[情報伝達の意味]に分類された。これらのことから,ATプログラムによって,生徒たちが,アサーションの理解を促進し,「情報モラル」の育成につながる反応が示されたことを示唆した。
ISSN:2185-4467
2433-751X
DOI:10.24665/jjec.5.1_63