リウマチ看護師の看護実践能力尺度の開発
目的:リウマチ看護師の看護実践能力尺度を開発し,信頼性及び妥当性を検討した.方法:日本リウマチ財団登録リウマチケア看護師22人を対象に実践能力について討議と郵送調査し33項目を原案とした.財団ホームページから登録看護師1651人を層化無作為抽出し600人に原案を郵送し227人(37.8%)が回答した.尺度の信頼性を検討するために,1回目回答の227人を無作為抽出し,3週間後に60人に再調査し47人が回答した.結果:探索的因子分析で23項目5因子「リウマチに関する知識と技術力(α=0.863)」「聴く力(α=0.919)」「リウマチケアを円滑に運ぶ力(α=0.836)」「セルフケアの方法を指導し...
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Published in | 臨床リウマチ Vol. 30; no. 3; pp. 166 - 174 |
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Main Authors | , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本臨床リウマチ学会
30.09.2018
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Subjects | |
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ISSN | 0914-8760 2189-0595 |
DOI | 10.14961/cra.30.166 |
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Summary: | 目的:リウマチ看護師の看護実践能力尺度を開発し,信頼性及び妥当性を検討した.方法:日本リウマチ財団登録リウマチケア看護師22人を対象に実践能力について討議と郵送調査し33項目を原案とした.財団ホームページから登録看護師1651人を層化無作為抽出し600人に原案を郵送し227人(37.8%)が回答した.尺度の信頼性を検討するために,1回目回答の227人を無作為抽出し,3週間後に60人に再調査し47人が回答した.結果:探索的因子分析で23項目5因子「リウマチに関する知識と技術力(α=0.863)」「聴く力(α=0.919)」「リウマチケアを円滑に運ぶ力(α=0.836)」「セルフケアの方法を指導し技術を実践する力(α=727)」「療養生活を支援する力(α=0.770)」となり,確証的因子分析により適合度を確認し,comparative fit index(CFI)=0.926,Standardized Root Mean square Residual(SRMR)=0.06,RMR=0.049,Root Mean Square Error of Approximation (RMSEA)=0.06だった.結論:本尺度は,信頼性,構成概念妥当性,基準関連妥当性を備えた尺度である. |
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ISSN: | 0914-8760 2189-0595 |
DOI: | 10.14961/cra.30.166 |