舌接触補助床と喉頭蓋嚢胞開窓術が有効であった脳梗塞後の嚥下障害
脳梗塞後の嚥下障害に対し,嚥下リハビリテーションに加え,舌接触補助床(PAP)と喉頭蓋嚢胞開窓を併用し,嚥下機能の改善を得た症例を経験した.PAPは口腔期嚥下障害には有効であったが,咽頭期嚥下に対しての効果は限定的であった.喉頭蓋嚢胞は,咽頭クリアランス障害の原因であり,開窓術のみでも改善を認めた.治療方針決定については,複数の物性での嚥下造影検査が有用であった....
Saved in:
Published in | 口腔・咽頭科 Vol. 38; no. 1; pp. 63 - 68 |
---|---|
Main Authors | , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本口腔・咽頭科学会
2025
|
Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0917-5105 1884-4316 |
DOI | 10.14821/advpub_38-2 |
Cover
Loading…
Summary: | 脳梗塞後の嚥下障害に対し,嚥下リハビリテーションに加え,舌接触補助床(PAP)と喉頭蓋嚢胞開窓を併用し,嚥下機能の改善を得た症例を経験した.PAPは口腔期嚥下障害には有効であったが,咽頭期嚥下に対しての効果は限定的であった.喉頭蓋嚢胞は,咽頭クリアランス障害の原因であり,開窓術のみでも改善を認めた.治療方針決定については,複数の物性での嚥下造影検査が有用であった. |
---|---|
ISSN: | 0917-5105 1884-4316 |
DOI: | 10.14821/advpub_38-2 |