シミュレーションを利用した視能矯正実習教育の試み

川崎医療福祉大学感覚矯正学科視能矯正専攻課程では,3年次学生を対象に,効果的な視能矯正実習を行う目的でシミュレーションを実施した。 シミュレーションは,実症例を参考に入力系および統合系視覚障害を設定した。シミュレーション教育の評価は,問題設定から問題解決プロセスまでのレポート作成ならびに発表によって行った。 シミュレーションの利点は,疾患に対する知識および技術の関連ができたことである。また学生自らが体験学習を通して問題解決能力が向上したことである。 シミュレーションによる視能矯正実習は,効果的で有用な教育法であることが判明した。...

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Published in日本視能訓練士協会誌 Vol. 23; pp. 138 - 143
Main Authors 深井, 小久子, 岡本, 料子, 松本, 富美子, 難波, 哲子, 早川, 友恵
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本視能訓練士協会 31.08.1995
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ISSN0387-5172
1883-9215
DOI10.4263/jorthoptic.23.138

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Summary:川崎医療福祉大学感覚矯正学科視能矯正専攻課程では,3年次学生を対象に,効果的な視能矯正実習を行う目的でシミュレーションを実施した。 シミュレーションは,実症例を参考に入力系および統合系視覚障害を設定した。シミュレーション教育の評価は,問題設定から問題解決プロセスまでのレポート作成ならびに発表によって行った。 シミュレーションの利点は,疾患に対する知識および技術の関連ができたことである。また学生自らが体験学習を通して問題解決能力が向上したことである。 シミュレーションによる視能矯正実習は,効果的で有用な教育法であることが判明した。
ISSN:0387-5172
1883-9215
DOI:10.4263/jorthoptic.23.138