3検出器型ガンマカメラを用いた QSPECT Dual-Table ARG 法の検査時間短縮の検討

脳血流シンチグラフィ検査の一つであるDual Table Autoradiography(以下DTARG)法脳 血流定量検査は、同日の1回の検査で安静時と負荷時の脳血流定量画像および脳循環予備能を評価 できる手法であり、脳虚血の病態診断に有用な検査である。しかし、安静時28分、負荷時28分、合 計約1時間と長時間の検査であるため、患者にかかる負担も大きい。そこで今回、DTARG法の検 査時間短縮の可能性を検討した。  今回の検討より、検査時間を短縮することは定量性や画質の低下につながることが確認できた。 検査時間短縮を行う場合は、負荷時の収集時間を24分に短縮するまでに留めておくことが望ましい...

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Published in島根県立中央病院医学雑誌 Vol. 42; pp. 9 - 14
Main Authors 矢田, 俊介, 吉岡, 隆二, 曽田, 卓実, 井上, 聖也
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 島根県立中央病院 2018
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Summary:脳血流シンチグラフィ検査の一つであるDual Table Autoradiography(以下DTARG)法脳 血流定量検査は、同日の1回の検査で安静時と負荷時の脳血流定量画像および脳循環予備能を評価 できる手法であり、脳虚血の病態診断に有用な検査である。しかし、安静時28分、負荷時28分、合 計約1時間と長時間の検査であるため、患者にかかる負担も大きい。そこで今回、DTARG法の検 査時間短縮の可能性を検討した。  今回の検討より、検査時間を短縮することは定量性や画質の低下につながることが確認できた。 検査時間短縮を行う場合は、負荷時の収集時間を24分に短縮するまでに留めておくことが望ましい。
ISSN:0289-5455
2435-0710
DOI:10.34345/spch.42.0_9