東南アジア医療情報センター (SEAMIC) の医学文献情報活動とヴィエトナムで開催されたナショナル・グループ・トレーニング・コース

2000年2月21日より25日まで, ヴィエトナムのハノイで開催された東南アジア医療情報センター(Southeast Asian Medical Information Center;SEAMIC)主催のヴィエトナムの医学図書館員を対象としたナショナルグループトレーニングコースに参加する機会を得た. このコースの内容について, SEAMICの医学文献情報活動の概要とあわせて報告する. なお, 本文中の国名カタカナ表記は外務省で規定されているものによった. II. SEAMICとは 1. 設立と目的 SEAMIC1~7)は, 東南アジア諸国(ASEAN参加国)が必要とする医療保健に関する情報を提...

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Published in医学図書館 Vol. 47; no. 3; pp. 303 - 307
Main Authors 北川, 正路, 岩浪, 恒平, 山口, 直比古
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 特定非営利活動法人 日本医学図書館協会 2000
日本医学図書館協会
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Summary:2000年2月21日より25日まで, ヴィエトナムのハノイで開催された東南アジア医療情報センター(Southeast Asian Medical Information Center;SEAMIC)主催のヴィエトナムの医学図書館員を対象としたナショナルグループトレーニングコースに参加する機会を得た. このコースの内容について, SEAMICの医学文献情報活動の概要とあわせて報告する. なお, 本文中の国名カタカナ表記は外務省で規定されているものによった. II. SEAMICとは 1. 設立と目的 SEAMIC1~7)は, 東南アジア諸国(ASEAN参加国)が必要とする医療保健に関する情報を提供し, それによってこれら諸国の医療保健水準, とくに保健行政の向上をはかることを目的とする国際協力事業として, 1972年に活動を開始した. SEAMICの事業はODAの一環として, 外務省の補助金により, 外務厚生両省共管の財団法人である日本国際医療団1)と加盟各国の厚生次官を委員長とする調整委員会(SEAMIC Coordinating Committee)によって運営されている.
ISSN:0445-2429
1884-5622
DOI:10.7142/igakutoshokan.47.303