施設入所している身体障害者の体組成および身体機能に対する検討 視覚障害を主とした身体機能と栄養に着目して
〔目的〕本研究では,施設入所身体障害者における体組成を用いての身体的特徴と上下肢筋力,バランス能力,歩行能力などの身体機能および栄養成分との関連を検討することを目的とした.〔対象と方法〕対象は,身体障害者手帳を有している身体障害者支援施設の入所者78人で,運動機能検査および体組成の測定を行った.〔結果〕非筋量サルコペニア群は22名(28.0%),筋量サルコペニア群は56名(72.0%)であった.四肢骨格筋量指数Skeletal Muscle Mass Indexを従属変数とした重回帰分析では,タンパク質量,Timed Up and Go testが抽出された.〔結語〕中年期の身体障害者において...
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Published in | 理学療法科学 Vol. 38; no. 5; pp. 369 - 374 |
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Main Authors | , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
理学療法科学学会
20.10.2023
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Subjects | |
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ISSN | 1341-1667 2434-2807 |
DOI | 10.1589/rika.38.369 |
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Summary: | 〔目的〕本研究では,施設入所身体障害者における体組成を用いての身体的特徴と上下肢筋力,バランス能力,歩行能力などの身体機能および栄養成分との関連を検討することを目的とした.〔対象と方法〕対象は,身体障害者手帳を有している身体障害者支援施設の入所者78人で,運動機能検査および体組成の測定を行った.〔結果〕非筋量サルコペニア群は22名(28.0%),筋量サルコペニア群は56名(72.0%)であった.四肢骨格筋量指数Skeletal Muscle Mass Indexを従属変数とした重回帰分析では,タンパク質量,Timed Up and Go testが抽出された.〔結語〕中年期の身体障害者において,背景にある運動機能,栄養との関連を検討する必要性が示唆された. |
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ISSN: | 1341-1667 2434-2807 |
DOI: | 10.1589/rika.38.369 |