特発性器質化肺炎患者に対して積極的呼吸理学療法を実施した一症例 特発性間質性肺炎における病型分類別呼吸理学療法の可能性

〔目的〕特発性器質化肺炎(COP)に対する呼吸理学療法の有効性を検討することとした.〔対象〕COP患者一症例とした.〔方法〕症例研究法を用いて,初期(1週),最終(7週)の肺機能検査,心肺運動負荷試験,長崎大学呼吸器疾患日常生活活動評価表(NRADL)の評価結果を比較した.〔結果〕症例の運動耐容能,NRADLが改善した.〔結語〕Idiopathic Interstitial Pneumonias(以下,IIPs)の病型分類に基づく呼吸理学療法はCOP患者に対して有効であることが示唆される....

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Published in理学療法科学 Vol. 30; no. 1; pp. 135 - 139
Main Authors 大原, 佳孝, 池田, 耕二, 宮崎, 紗也佳, 小田, 瑛梨, 堀江, 淳, 池田, 秀一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 理学療法科学学会 2015
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Summary:〔目的〕特発性器質化肺炎(COP)に対する呼吸理学療法の有効性を検討することとした.〔対象〕COP患者一症例とした.〔方法〕症例研究法を用いて,初期(1週),最終(7週)の肺機能検査,心肺運動負荷試験,長崎大学呼吸器疾患日常生活活動評価表(NRADL)の評価結果を比較した.〔結果〕症例の運動耐容能,NRADLが改善した.〔結語〕Idiopathic Interstitial Pneumonias(以下,IIPs)の病型分類に基づく呼吸理学療法はCOP患者に対して有効であることが示唆される.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.30.135