摂食・嚥下機能が低下した高齢者の栄養状態の評価 嚥下機能を考慮した食事の有効性について

本研究では,新規に開設された特別養護老人ホームにおいて,入所対象者の摂食機能,ことに嚥下機能に対応したテクスチャーの食形態の食事をとることにより,栄養状態がどのように変化するかについて検討した.嚥下機能が良好な対象者のための食形態 Ⅰ (やわらか食),食形態 Ⅱ (やわらか一口食) のテクスチャー特性値に,ばらつきが認められた.一方,嚥下機能が低下した対象者のための食形態 Ⅲ (やわらかつぶし食),食形態 IV (やわらかゼリー・トロミ食) のテクスチャー特性は,軟らかく,凝集性が高く,均一な状態であることが判った.これらの結果から,嚥下機能に対応したテクスチャーの標準化を行い,加えて食事のテ...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in日本摂食・嚥下リハビリテーション学会雑誌 Vol. 10; no. 2; pp. 161 - 168
Main Authors 藤井, 恵子, 増田, 邦子, 高橋, 智子, 大越, ひろ, 川野, 亜紀
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本摂食嚥下リハビリテーション学会 31.08.2006
日本摂食・嚥下リハビリテーション学会
Subjects
Online AccessGet full text

Cover

Loading…
Abstract 本研究では,新規に開設された特別養護老人ホームにおいて,入所対象者の摂食機能,ことに嚥下機能に対応したテクスチャーの食形態の食事をとることにより,栄養状態がどのように変化するかについて検討した.嚥下機能が良好な対象者のための食形態 Ⅰ (やわらか食),食形態 Ⅱ (やわらか一口食) のテクスチャー特性値に,ばらつきが認められた.一方,嚥下機能が低下した対象者のための食形態 Ⅲ (やわらかつぶし食),食形態 IV (やわらかゼリー・トロミ食) のテクスチャー特性は,軟らかく,凝集性が高く,均一な状態であることが判った.これらの結果から,嚥下機能に対応したテクスチャーの標準化を行い,加えて食事のテクスチャーの品質管理を調理現場で行いながら,対象者に食事を提供した.食形態別に,開設時より9ヶ月間のBMIの推移を観察した結果,平均値ではあるがいずれの食形態も,わずかながら増加傾向を示し,調査開始時よりも低下していなかった.ことに,顕著に嚥下機能が低下している食形態IVの対象者のBMIの変動率は,開設時に比べ減少した.併せて,開設9ヶ月後の対象者の上腕三頭筋皮下脂肪厚,上腕周囲長,上腕筋囲,上腕筋面積についても測定し,身体計測による栄養評価を行った.その結果,いずれの食形態の対象者の平均値も,栄養不良を示さなかった.対象者の嚥下機能に対応して経口摂取できるよう,テクスチャーが管理された食形態の食事を摂ることで,対象者の栄養状態は9ヶ月前の調査開始時と比較したところ,わずかながら良好な状態となっていることが示された.
AbstractList 本研究では,新規に開設された特別養護老人ホームにおいて,入所対象者の摂食機能,ことに嚥下機能に対応したテクスチャーの食形態の食事をとることにより,栄養状態がどのように変化するかについて検討した.嚥下機能が良好な対象者のための食形態 Ⅰ (やわらか食),食形態 Ⅱ (やわらか一口食) のテクスチャー特性値に,ばらつきが認められた.一方,嚥下機能が低下した対象者のための食形態 Ⅲ (やわらかつぶし食),食形態 IV (やわらかゼリー・トロミ食) のテクスチャー特性は,軟らかく,凝集性が高く,均一な状態であることが判った.これらの結果から,嚥下機能に対応したテクスチャーの標準化を行い,加えて食事のテクスチャーの品質管理を調理現場で行いながら,対象者に食事を提供した.食形態別に,開設時より9ヶ月間のBMIの推移を観察した結果,平均値ではあるがいずれの食形態も,わずかながら増加傾向を示し,調査開始時よりも低下していなかった.ことに,顕著に嚥下機能が低下している食形態IVの対象者のBMIの変動率は,開設時に比べ減少した.併せて,開設9ヶ月後の対象者の上腕三頭筋皮下脂肪厚,上腕周囲長,上腕筋囲,上腕筋面積についても測定し,身体計測による栄養評価を行った.その結果,いずれの食形態の対象者の平均値も,栄養不良を示さなかった.対象者の嚥下機能に対応して経口摂取できるよう,テクスチャーが管理された食形態の食事を摂ることで,対象者の栄養状態は9ヶ月前の調査開始時と比較したところ,わずかながら良好な状態となっていることが示された.
本研究では, 新規に開設された特別養護老人ホームにおいて, 入所対象者の摂食機能, ことに嚥下機能に対応したテクスチャーの食形態の食事をとることにより, 栄養状態がどのように変化するかについて検討した. 嚥下機能が良好な対象者のための食形態I(やわらか食), 食形態II(やわらか一口食)のテクスチャー特性値に, ばらつきが認められた. 一方, 嚥下機能が低下した対象者のための食形態III(やわらかつぶし食), 食形態IV(やわらかゼリー, トロミ食)のテクスチャー特性は, 軟らかく, 凝集性が高く, 均一な状態であることが判った. これらの結果から, 嚥下機能に対応したテクスチャーの標準化を行い, 加えて食事のテクスチャーの品質管理を調理現場で行いながら, 対象者に食事を提供した. 食形態別に, 開設時より9ヶ月間のBMIの推移を観察した結果, 平均値ではあるがいずれの食形態も, わずかながら増加傾向を示し, 調査開始時よりも低下していなかった. ことに, 顕著に嚥下機能が低下している食形態IVの対象者のBMIの変動率は, 開設時に比べ減少した. 併せて, 開設9ヶ月後の対象者の上腕三頭筋皮下脂肪厚, 上腕周囲長, 上腕筋囲, 上腕筋面積についても測定し, 身体計測による栄養評価を行った. その結果, いずれの食形態の対象者の平均値も, 栄養不良を示さなかった. 対象者の嚥下機能に対応して経口摂取できるよう, テクスチャーが管理された食形態の食事を摂ることで, 対象者の栄養状態は9ヶ月前の調査開始時と比較したところ, わずかながら良好な状態となっていることが示された.
Author 藤井, 恵子
大越, ひろ
増田, 邦子
高橋, 智子
川野, 亜紀
Author_xml – sequence: 1
  fullname: 藤井, 恵子
  organization: 日本女子大学家政学部
– sequence: 1
  fullname: 増田, 邦子
  organization: 特別養護老人ホームしゃんぐりら
– sequence: 1
  fullname: 高橋, 智子
  organization: 山梨県立大学人間福祉学部
– sequence: 1
  fullname: 大越, ひろ
  organization: 日本女子大学家政学部
– sequence: 1
  fullname: 川野, 亜紀
  organization: 日本女子大学家政学部
BookMark eNo1UMtKw0AAXKSCtfbqX6TuK5vmIkipVSh40fOy3SQ2IU1LUgVv1tpLFcGDKF7q81CEHkWQ-jOpsfkLN1QvMwzDzMCsglzQDmwA1hEsEYwI2_AiKywphTliaAnkMSVUw1inOZBHhBKtTClaAcUo8iCEhCDKKM2DanJ9lj6P4v7n9_3r7OMiGY_m_Wncu5xNr5SMe7dxb5S-3aXTp_npIO5Nkofz9GX4M3xPBsqdzMc3s6_HNbDsCD-yi39cAAfb1f3Kjlbfq-1WtuqahyHEmi4FsyhyiMUYtnUbO8KwoC4bQpSl5ZgUUsakqVvI1KHJbMcwDGkIFWhIhziYFEBt0duyLVcKvx34bmBzr30UBmqXy4ZuHUedJldzjEOI1Koig0N1SgZlhAxq0qxpc9HkRV1xaPNO6LZEeMJF2HWlryrVnRxBjjPIwv-GbIqQe4L8AlYwh-M
ContentType Journal Article
Copyright 2006 一般社団法人日本摂食嚥下リハビリテーション学会
Copyright_xml – notice: 2006 一般社団法人日本摂食嚥下リハビリテーション学会
CorporateAuthor 日本女子大学家政学部
特別養護老人ホームしゃんぐりら
山梨県立大学人間福祉学部
CorporateAuthor_xml – name: 特別養護老人ホームしゃんぐりら
– name: 山梨県立大学人間福祉学部
– name: 日本女子大学家政学部
DOI 10.32136/jsdr.10.2_161
DatabaseTitleList

DeliveryMethod fulltext_linktorsrc
EISSN 2434-2254
EndPage 168
ExternalDocumentID cb5dvsph_2006_001002_007_0161_01681174942
article_jsdr_10_2_10_161_article_char_ja
GroupedDBID ABJNI
ALMA_UNASSIGNED_HOLDINGS
JSF
MOJWN
RJT
EIHBH
ID FETCH-LOGICAL-j2002-5ca6d41f3d662e5e2fa7d05cbaa8cdf940466c95d195096ef777c7a1f3bcf3f23
ISSN 1343-8441
IngestDate Thu Jul 10 16:14:57 EDT 2025
Wed Sep 03 06:29:39 EDT 2025
IsDoiOpenAccess true
IsOpenAccess true
IsPeerReviewed false
IsScholarly false
Issue 2
Language Japanese
LinkModel OpenURL
MergedId FETCHMERGED-LOGICAL-j2002-5ca6d41f3d662e5e2fa7d05cbaa8cdf940466c95d195096ef777c7a1f3bcf3f23
OpenAccessLink https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsdr/10/2/10_161/_article/-char/ja
PageCount 8
ParticipantIDs medicalonline_journals_cb5dvsph_2006_001002_007_0161_01681174942
jstage_primary_article_jsdr_10_2_10_161_article_char_ja
PublicationCentury 2000
PublicationDate 2006/08/31
PublicationDateYYYYMMDD 2006-08-31
PublicationDate_xml – month: 08
  year: 2006
  text: 2006/08/31
  day: 31
PublicationDecade 2000
PublicationTitle 日本摂食・嚥下リハビリテーション学会雑誌
PublicationYear 2006
Publisher 一般社団法人 日本摂食嚥下リハビリテーション学会
日本摂食・嚥下リハビリテーション学会
Publisher_xml – name: 一般社団法人 日本摂食嚥下リハビリテーション学会
– name: 日本摂食・嚥下リハビリテーション学会
References 5) 厚生省:高齢者用食品の標準許可の取り扱いについて,平成6年2月23日衛新第14号厚生省生活衛生局長通知 (1994
7) 栄養アセスメント研究会:日本人の新身体計測値,Japanese Anthropometric Reference Data,JARD 2001,栄養一評価と治療,19 (Suppl),メディカルレビュー社,2002,p.15
4) 高橋智子,増田邦子,佐々木真希,濱千代善規,大越ひろ,手嶋登志子:摂食機能に応じた食事形態のテクスチャーの特徴―ホームの食事と市販レトルト介護食品の比較―,栄養学雑誌,62 (2),83-90,2004
2) 手嶋登志子,赤羽ひろ,椎野恵子,塩浦政男,西川浩昭:嚥下障害のある老年者のための食事 (介護食) の開発,平成2年度食に関する助成研究調査報告書,すかいらーくフードサイエンス研究所,4,13-23,1991
1) 高齢者の栄養・食生活ガイドライン作成事業:高齢者福祉施設等における栄養および給食管理―その課題と今後のあり方―,独立行政法人国立健康・栄養研究所,2005,40-44
3) 道脇幸博,横山美加,道 健一,大越ひろ,高橋智子,広田恵美子:嚥下訓練食のテクスチャー特性に関する検討,日摂食嚥下リハ会誌,4 (1),28-32,2000
6) 聖隷三方原病院・コア栄養管理チーム著:SEIREI栄養ケア・マネジメントマニュアル,医歯薬出版株式会社,東京,2001,p.5
References_xml – reference: 5) 厚生省:高齢者用食品の標準許可の取り扱いについて,平成6年2月23日衛新第14号厚生省生活衛生局長通知 (1994).
– reference: 3) 道脇幸博,横山美加,道 健一,大越ひろ,高橋智子,広田恵美子:嚥下訓練食のテクスチャー特性に関する検討,日摂食嚥下リハ会誌,4 (1),28-32,2000.
– reference: 7) 栄養アセスメント研究会:日本人の新身体計測値,Japanese Anthropometric Reference Data,JARD 2001,栄養一評価と治療,19 (Suppl),メディカルレビュー社,2002,p.15.
– reference: 2) 手嶋登志子,赤羽ひろ,椎野恵子,塩浦政男,西川浩昭:嚥下障害のある老年者のための食事 (介護食) の開発,平成2年度食に関する助成研究調査報告書,すかいらーくフードサイエンス研究所,4,13-23,1991.
– reference: 1) 高齢者の栄養・食生活ガイドライン作成事業:高齢者福祉施設等における栄養および給食管理―その課題と今後のあり方―,独立行政法人国立健康・栄養研究所,2005,40-44.
– reference: 4) 高橋智子,増田邦子,佐々木真希,濱千代善規,大越ひろ,手嶋登志子:摂食機能に応じた食事形態のテクスチャーの特徴―ホームの食事と市販レトルト介護食品の比較―,栄養学雑誌,62 (2),83-90,2004.
– reference: 6) 聖隷三方原病院・コア栄養管理チーム著:SEIREI栄養ケア・マネジメントマニュアル,医歯薬出版株式会社,東京,2001,p.5.
SSID ssj0003314644
ssib005902221
ssib003057670
ssib044754504
ssib000952773
Score 1.425784
Snippet 本研究では,新規に開設された特別養護老人ホームにおいて,入所対象者の摂食機能,ことに嚥下機能に対応したテクスチャーの食形態の食事をとることにより,栄養状態がどのように変化するかについて検討した.嚥下機能が良好な対象者のための食形態 Ⅰ (やわらか食),食形態 Ⅱ (やわらか一口食)...
本研究では, 新規に開設された特別養護老人ホームにおいて, 入所対象者の摂食機能, ことに嚥下機能に対応したテクスチャーの食形態の食事をとることにより, 栄養状態がどのように変化するかについて検討した. 嚥下機能が良好な対象者のための食形態I(やわらか食), 食形態II(やわらか一口食)のテクスチャー特性値に,...
SourceID medicalonline
jstage
SourceType Publisher
StartPage 161
SubjectTerms テクスチャー特性
嚥下機能
栄養評価
身体計測
Subtitle 嚥下機能を考慮した食事の有効性について
Title 摂食・嚥下機能が低下した高齢者の栄養状態の評価
URI https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsdr/10/2/10_161/_article/-char/ja
http://mol.medicalonline.jp/en/journal/download?GoodsID=cb5dvsph/2006/001002/007&name=0161-0168j
Volume 10
hasFullText 1
inHoldings 1
isFullTextHit
isPrint
ispartofPNX 日本摂食嚥下リハビリテーション学会雑誌, 2006/08/31, Vol.10(2), pp.161-168
link http://utb.summon.serialssolutions.com/2.0.0/link/0/eLvHCXMwzV3Na9RAFA-lvQgiior1ix6c47bZZCbJ3JzsZilCPbXQW0iyCbJgLf3w4EGafhysH6Agigirtiql0KP4Vf-ZbNftyX_B9yYfzWoPVS9ehtmZ37z39veymTfZzDxFuQIxfsQixipeoLMKjUKt4kdhUKGw1AgDK_BNivudJ64b41P02jSbHhgaK721tLjgjwZ3Dt1X8jdehTbwK-6S_QPPFkKhAergXyjBw1AeycfEMQivEksjDidCJ7xBHJ1YOrFt4jDCBRGMOJTYFrFsBAsuMZbE1CUYhtckpk4spwSWXdzMKw2pwibcwgqAhSblqMRiGUY4UgW0UAmGKFUQx8TSNrALkIVkBFvSntRCh4gqcRrErhGrfmTjNcILM_RMBUo-1PiUHxAo-s0ADkEpR6VoKpdyVCLy4aIA05yxvCKMcnAvRZnSbClT1P7QQbJLiKxi5WCu_9Zl5HJqGQ-2mWPyiq2jCgGeMqSKGqoDM7iNJiH5wEPxjLzkXsl0SjnnyFYqhqsHWIbuR35NwkG0iqPBCNR0CBZs43UJMfNrTCA_MNqGi6SEtSR_NIdIIoFmm_XLLT2lsvLpHe8r_78DSjGATvWKRdPz2IogQS3dDLXSjF9NcwlkwWM1zRH1a1yia2nmpNZ8c24Ud1-4xbC-s94DnzVvz8_ewOSw8nVTiFdcPFQcF2ZY4LZwyinEnEMarIsxZcvEXae8XoLm8vMSZhrlCZnj851iQsfDPmme3gFDV12HwImmicAzEtKDbuUXGOszH0L2Fixg8WSS4zfTP5XTw31K8fnkSeVEtrAeEeld8pQy0PJOK3H38fL-RjtZ-bL34m3n4_3uVru3spvEDzq7j-BjEj9L4vb-9vP93Te9pbUk3um-Wt3fXP--_qG7Br07va2nnW-vf3x92Dd8-UlvaaW7tpMN32h3PiO4-_Le3vqn7tL7JN5O4s0kXk3id2eUqYYzWRuvZElnKi2Z6IkFntGk1UhvGoYWslCLPLOpssD3PCtoRpyq1DACzpqYP5sbYWSaZmB6MMAPIj3S9LPK4MytmfCcMuJ7Kg-0kFa1ZpVyNfJ9wzeZr4UhREk01IcVM2XQnU1PFnKzmcRFot2q6mpYoOvzDtyK67a8YeVqH-VuNinNu0e-gs7_u4gLyrGDn_pFZXBhbjG8BEu0Bf-yvCx_AumlQDg
linkProvider ISSN International Centre
openUrl ctx_ver=Z39.88-2004&ctx_enc=info%3Aofi%2Fenc%3AUTF-8&rfr_id=info%3Asid%2Fsummon.serialssolutions.com&rft_val_fmt=info%3Aofi%2Ffmt%3Akev%3Amtx%3Ajournal&rft.genre=article&rft.atitle=%E6%91%82%E9%A3%9F%E3%83%BB%E5%9A%A5%E4%B8%8B%E6%A9%9F%E8%83%BD%E3%81%8C%E4%BD%8E%E4%B8%8B%E3%81%97%E3%81%9F%E9%AB%98%E9%BD%A2%E8%80%85%E3%81%AE%E6%A0%84%E9%A4%8A%E7%8A%B6%E6%85%8B%E3%81%AE%E8%A9%95%E4%BE%A1%EF%BC%8D%E5%9A%A5%E4%B8%8B%E6%A9%9F%E8%83%BD%E3%82%92%E8%80%83%E6%85%AE%E3%81%97%E3%81%9F%E9%A3%9F%E4%BA%8B%E3%81%AE%E6%9C%89%E5%8A%B9%E6%80%A7%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6&rft.jtitle=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%91%82%E9%A3%9F%E3%83%BB%E5%9A%A5%E4%B8%8B%E3%83%AA%E3%83%8F%E3%83%93%E3%83%AA%E3%83%86%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E5%AD%A6%E4%BC%9A%E9%9B%91%E8%AA%8C&rft.au=%E9%AB%98%E6%A9%8B%E6%99%BA%E5%AD%90&rft.au=%E5%A2%97%E7%94%B0%E9%82%A6%E5%AD%90&rft.au=%E5%B7%9D%E9%87%8E%E4%BA%9C%E7%B4%80&rft.au=%E8%97%A4%E4%BA%95%E6%81%B5%E5%AD%90&rft.date=2006-08-31&rft.pub=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%91%82%E9%A3%9F%E3%83%BB%E5%9A%A5%E4%B8%8B%E3%83%AA%E3%83%8F%E3%83%93%E3%83%AA%E3%83%86%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E5%AD%A6%E4%BC%9A&rft.issn=1343-8441&rft.volume=10&rft.issue=2&rft.spage=161&rft.epage=168&rft_id=info:doi/10.32136%2Fjsdr.10.2_161&rft.externalDocID=cb5dvsph_2006_001002_007_0161_01681174942
thumbnail_l http://covers-cdn.summon.serialssolutions.com/index.aspx?isbn=/lc.gif&issn=1343-8441&client=summon
thumbnail_m http://covers-cdn.summon.serialssolutions.com/index.aspx?isbn=/mc.gif&issn=1343-8441&client=summon
thumbnail_s http://covers-cdn.summon.serialssolutions.com/index.aspx?isbn=/sc.gif&issn=1343-8441&client=summon