耳鼻咽喉科領域におけるBRL 28500 (Clavulanic acid-Ticarcillin) の基礎的ならびに臨床的検討

• Published in: CHEMOTHERAPY Vol. 34; no. Supplement4; pp. 1116 - 1119
• Main Authors: 木下, 治二, 森, 慶人, 馬場, 駿吉, 鈴木, 賢二, 島田, 純一郎
• Format: Journal Article
• Language: Japanese
• Published: 公益社団法人 日本化学療法学会 1986
• ISSN: 0009-3165; 1884-5894
• DOI: 10.11250/chemotherapy1953.34.Supplement4_1116

BRL 28500に関する基礎的ならびに臨床的研究を行い, 次の結果を得た。 1) 抗菌力: 中耳炎患者の耳漏より分離されたS. aureus100株ではclavulanic acidとticarcilli登の相乗効果がみられたが, P. mirabilis, P. aerusinosaでは, みられなかった。 2) 臨床効果: 耳鼻咽喉科領域感染症7例に使用し, 著効4例, 有効2例, やや有効1例で有効率は85.7%(6/7) であった。 全例に副作用は認められなかった。