産婦人科領域における7432-Sの基礎的, 臨床的検討
7432-Sの子宮継織及び子宮附綱器組織への移行性と産婦人科領域感染症に対する有用性と安全性を検討し, 次の結果を得た。 L7432-S 100mgを1回経口投与により子宮組織及び子宮附属器組織はCmax1.13~1.84μg/g, Tmax3.34~3.57hrと経口剤としては良好な移行性が認められた。 2. 本剤投与により産婦人科感染症21例は全例が総合的効果判定基準で有効以上の成績を得た。 3. 細菌学的効果においても本剤投与により投与前に認められた分離菌の89。5%が消失した。 4. 本剤投与中, 後に本剤の影響と思われる副作用は自他覚症状所見や臨床検査成績からは認められなかうた。...
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Published in | CHEMOTHERAPY Vol. 37; no. Supplement1; pp. 579 - 587 |
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Main Authors | , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益社団法人 日本化学療法学会
1989
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0009-3165 1884-5894 |
DOI | 10.11250/chemotherapy1953.37.Supplement1_579 |
Cover
Summary: | 7432-Sの子宮継織及び子宮附綱器組織への移行性と産婦人科領域感染症に対する有用性と安全性を検討し, 次の結果を得た。 L7432-S 100mgを1回経口投与により子宮組織及び子宮附属器組織はCmax1.13~1.84μg/g, Tmax3.34~3.57hrと経口剤としては良好な移行性が認められた。 2. 本剤投与により産婦人科感染症21例は全例が総合的効果判定基準で有効以上の成績を得た。 3. 細菌学的効果においても本剤投与により投与前に認められた分離菌の89。5%が消失した。 4. 本剤投与中, 後に本剤の影響と思われる副作用は自他覚症状所見や臨床検査成績からは認められなかうた。 |
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ISSN: | 0009-3165 1884-5894 |
DOI: | 10.11250/chemotherapy1953.37.Supplement1_579 |