肝のinflammatory pseudotumorの1例

症例は44才の男性で,肝機能障害と巨大な肝腫瘤を指摘され入院.各種腫瘍マーカーは陰性であったが,画像診断上悪性腫瘍と鑑別がつかず抗癌剤を投与.しかし,針生検によりinflammatory pseudotumorに一致する病理組織が得られたため,経過観察とした.その後,腫瘍は徐々に自然退縮してきており,順調な経過をとっている....

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Published in日本内科学会雑誌 Vol. 77; no. 11; pp. 1710 - 1714
Main Authors 平沢, 龍登, 下原, 康彰, 矢部, 秀樹, 飛田, 明, 片岡, 久和, 岡田, 啓成, 井藤, 久雄, 三宅, 正淑
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本内科学会 1988
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Summary:症例は44才の男性で,肝機能障害と巨大な肝腫瘤を指摘され入院.各種腫瘍マーカーは陰性であったが,画像診断上悪性腫瘍と鑑別がつかず抗癌剤を投与.しかし,針生検によりinflammatory pseudotumorに一致する病理組織が得られたため,経過観察とした.その後,腫瘍は徐々に自然退縮してきており,順調な経過をとっている.
ISSN:0021-5384
1883-2083
DOI:10.2169/naika.77.1710