ACTH単独欠損症を合併したDestructive thyroiditisの1例

症例は51歳,男性.主訴は,全身倦怠感と体重減少,筋力低下,全身の関節痛.甲状腺機能異常疑われ入院.内分泌機能・免疫学的検査より破壊性甲状腺炎と診断したが,血中cortisolおよびACTHの低下認め, ACTH単独欠損症の合併が示唆された.また,抗下垂体細胞膜抗体陽性で, polyendocrinopathyの成因を考える上で貴重な症例と考え報告する....

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Published in日本内科学会雑誌 Vol. 80; no. 12; pp. 1956 - 1958
Main Authors 泉, 浩太郎, 今村, 英仁, 新名, 清成, 中村, 昭範, 丸山, 芳一, 法化図, 陽一, 新名主, 宏一, 丸山, 征郎, 納, 光弘, 神崎, 健至
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本内科学会 1991
Subjects
ACTH単独欠損症
抗下垂抗体
破壞性甲状腺炎
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Summary:症例は51歳,男性.主訴は,全身倦怠感と体重減少,筋力低下,全身の関節痛.甲状腺機能異常疑われ入院.内分泌機能・免疫学的検査より破壊性甲状腺炎と診断したが,血中cortisolおよびACTHの低下認め, ACTH単独欠損症の合併が示唆された.また,抗下垂体細胞膜抗体陽性で, polyendocrinopathyの成因を考える上で貴重な症例と考え報告する.
ISSN:0021-5384
1883-2083
DOI:10.2169/naika.80.1956