開腹による経胆嚢管的総胆管結石除石術の検討
経胆嚢管的総胆管結石除石術の有用性と安全性について検討した. 1994~2003年の間の経胆嚢管的総胆管結石除石術施行群28例(以下C群)とTチューブドレナージ術施行群16例(以下T群)において,術前に計測した総胆管径,手術時間,術後入院期間,術後合併症および胆道系酵素の推移について比較検討した.この結果, C群において術後入院期間の有意な短縮(P<0.01)と合併症発生数の減少を認めた. 経胆嚢管的総胆管結石除石術は有用かつ安全な術式であり,総胆管結石症手術において第一選択となりうることが示唆された....
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Published in | 日本臨床外科学会雑誌 Vol. 66; no. 10; pp. 2367 - 2371 |
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Main Authors | , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本臨床外科学会
25.10.2005
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Subjects | |
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ISSN | 1345-2843 1882-5133 |
DOI | 10.3919/jjsa.66.2367 |
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Summary: | 経胆嚢管的総胆管結石除石術の有用性と安全性について検討した. 1994~2003年の間の経胆嚢管的総胆管結石除石術施行群28例(以下C群)とTチューブドレナージ術施行群16例(以下T群)において,術前に計測した総胆管径,手術時間,術後入院期間,術後合併症および胆道系酵素の推移について比較検討した.この結果, C群において術後入院期間の有意な短縮(P<0.01)と合併症発生数の減少を認めた. 経胆嚢管的総胆管結石除石術は有用かつ安全な術式であり,総胆管結石症手術において第一選択となりうることが示唆された. |
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ISSN: | 1345-2843 1882-5133 |
DOI: | 10.3919/jjsa.66.2367 |