尿路感染症に対するS-1108の臨床的検討

新しく開発されたヱステル型経口セファロスポリン系抗生物質であるS-1108の尿路感染症に対する臨床的検討を行った。 対象は尿路感染症27例で, 急性単純性膀胱炎7例, 慢性複雑性尿路感染症20例である。年齢は18~89歳, 性別は男性14例, 女性13例であった。 本剤の投与方法は1回75mg~200mgを1日2~3回食後に経口投与し, 投与期間は3~7日であった。 UTI薬効評価基準に準じた総合臨床効果は, 急性単純性膀胱炎では6例が評価可能症例で, 著効4例, 有効2例となり, 慢性複雑性尿路感染症18例では, 著効5例, 有効8例, 無効5例で, 72。2%の有効率となり, 全体の有効率...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published inCHEMOTHERAPY Vol. 41; no. Supplement1; pp. 836 - 839
Main Authors 斎藤, 功, 西古, 靖
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本化学療法学会 1993
Subjects
Online AccessGet full text

Cover

Loading…
More Information
Summary:新しく開発されたヱステル型経口セファロスポリン系抗生物質であるS-1108の尿路感染症に対する臨床的検討を行った。 対象は尿路感染症27例で, 急性単純性膀胱炎7例, 慢性複雑性尿路感染症20例である。年齢は18~89歳, 性別は男性14例, 女性13例であった。 本剤の投与方法は1回75mg~200mgを1日2~3回食後に経口投与し, 投与期間は3~7日であった。 UTI薬効評価基準に準じた総合臨床効果は, 急性単純性膀胱炎では6例が評価可能症例で, 著効4例, 有効2例となり, 慢性複雑性尿路感染症18例では, 著効5例, 有効8例, 無効5例で, 72。2%の有効率となり, 全体の有効率は79.2%であった。細菌学的検討では, 全体で26株が分離され, 23株は消失し3株は残存した。 副作用は1例に胃部不快感が見られ, 臨床検査値の異常変動は1例も見られなかった。
ISSN:0009-3165
1884-5894
DOI:10.11250/chemotherapy1953.41.Supplement1_836