腎細胞癌肺転移術後に原発性肺癌を合併し切除した一例

症例は71歳, 男性.1987年に腎細胞癌にて左腎摘出術を受け, 1998年肺転移にて右S10と左S4の胸腔鏡下部分切除術を受けている.外来経過観察中の2000年3月より右上葉に異常影出現し, 増大傾向を認めたため, 2001年2月胸腔鏡下肺部分切除術を行い, 迅速病理診断にて原発性肺癌と診断し, 右上葉切除術 (ND2a) を行った.現在術後2年5ヵ月, 両癌とも再発なく経過良好である....

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Published in日本呼吸器外科学会雑誌 Vol. 18; no. 5; pp. 647 - 650
Main Authors 松田, 英祐, 梅森, 君樹, 須藤, 学拓, 牧原, 重喜
Format Journal Article
LanguageEnglish
Published 特定非営利活動法人 日本呼吸器外科学会 15.07.2004
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Summary:症例は71歳, 男性.1987年に腎細胞癌にて左腎摘出術を受け, 1998年肺転移にて右S10と左S4の胸腔鏡下部分切除術を受けている.外来経過観察中の2000年3月より右上葉に異常影出現し, 増大傾向を認めたため, 2001年2月胸腔鏡下肺部分切除術を行い, 迅速病理診断にて原発性肺癌と診断し, 右上葉切除術 (ND2a) を行った.現在術後2年5ヵ月, 両癌とも再発なく経過良好である.
ISSN:0919-0945
1881-4158
DOI:10.2995/jacsurg.18.5_647