陥凹型早期十二指腸癌の1例

症例は76歳男性.十二指腸潰瘍の診断で通院加療中,偶然,十二指腸下行脚に直径5mmの陥凹病変(IIc)を発見された.生検にて高分化型腺癌と診断され,深達度Mと考えられたが病変部位が膵辺縁に近接していたため,十二指腸部分切除術を施行した.病理組織学的には0.5×0.5mm,陥凹型高分化型管状腺癌, IIc, m, ly0, v0であった....

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Published in日本臨床外科学会雑誌 Vol. 62; no. 6; pp. 1457 - 1460
Main Authors 寺本, 賢一, 関下, 芳明, 藤森, 勝, 加藤, 紘之, 塩野, 恒夫
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本臨床外科学会 25.06.2001
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ISSN1345-2843
1882-5133
DOI10.3919/jjsa.62.1457

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Summary:症例は76歳男性.十二指腸潰瘍の診断で通院加療中,偶然,十二指腸下行脚に直径5mmの陥凹病変(IIc)を発見された.生検にて高分化型腺癌と診断され,深達度Mと考えられたが病変部位が膵辺縁に近接していたため,十二指腸部分切除術を施行した.病理組織学的には0.5×0.5mm,陥凹型高分化型管状腺癌, IIc, m, ly0, v0であった.
ISSN:1345-2843
1882-5133
DOI:10.3919/jjsa.62.1457