ヒラメVHSウイルスに対する各種市販消毒剤の殺ウイルス効果

ヒラメから分離されたウイルス性出血性敗血症ウイルス (VHSV) に対する各種市販消毒剤の殺ウイルス効果を検討した。  角消毒剤の効果は処理ウイルス液を培養細胞に接種することにより判定した。 PBS (-)希釈した場合は, VHSV は1-プロパノール, クレゾール, 塩素剤, ヨード剤および逆性石鹸剤で安易に不活性化されたが, メタノール, エタノールおよびフェノールの効果は低かった。 一方, 人工海水で希釈した場合は, クレゾールと塩素剤の効力が明らかに低下した。...

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Published in魚病研究 Vol. 37; no. 4; pp. 175 - 181
Main Authors 飯田, 悦左, 中島, 員洋, 栗田, 潤, 井上, 潔
Format Journal Article
LanguageEnglish
Japanese
Published 日本魚病学会 2002
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ISSN0388-788X
1881-7335
DOI10.3147/jsfp.37.175

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Summary:ヒラメから分離されたウイルス性出血性敗血症ウイルス (VHSV) に対する各種市販消毒剤の殺ウイルス効果を検討した。  角消毒剤の効果は処理ウイルス液を培養細胞に接種することにより判定した。 PBS (-)希釈した場合は, VHSV は1-プロパノール, クレゾール, 塩素剤, ヨード剤および逆性石鹸剤で安易に不活性化されたが, メタノール, エタノールおよびフェノールの効果は低かった。 一方, 人工海水で希釈した場合は, クレゾールと塩素剤の効力が明らかに低下した。
ISSN:0388-788X
1881-7335
DOI:10.3147/jsfp.37.175